正月明けに風邪をひき、いまだに咳を引きずっている。
神社仏閣に興味なしの旦那に、初詣の概念はない。
私は行かないと気持ちが落ち着かないタイプ。
今年の初詣は3月ごろかな?って考えていた。
母が亡くなってからの初詣は「おひとり様」になった。
こんなとき、無性に寂しさを感じる。どんなところにもくっついて来て、そして家族のためのお参りが大好きだった母。
それぞれのお財布からお賽銭を準備して、お守りやお札を買う。
これだけは、”それぞれのお財布”であることが大切だったね。
母はいつもその場にいない家族のためにお守りを買っていた。
そんな寂しさを知っているかのような、同僚の提案が
「近くの天満宮まで足を延ばしましょう!」だった。私は1秒で提案に乗った。
思いがけずに実現した初詣。
天満宮では節分で賑わっていた。お守りは自分用に一つだけ。
これも寂しい。なんだか寂しい。
心をこめてお参りをした。家族の心身の健康と安全。
私の願いはこれだけだ。他に望むものはない。
きっと、人生で最初で最後の防府天満宮かもしれないな。
最近、そんな感覚を抱くようになった。
特に珍しい場所に出かけると、「最後かな」って。
あまりに気が早く、そして人生消極的過ぎるね。
よし!”次はいつ来よう!”って考える思考の癖をつけよう!