新盆に入った。
家族と別れると、母と一緒に寂しさを味わい、想い出を語った。
昨年のお彼岸のお塔婆は母と立てた。
そして今年は、ひとり。
新盆供養、お塔婆の手配。とうとうひとりになった。
いつもお彼岸には欠かさず、お墓掃除を母とした。
熱中症になりそうになりながら、お墓の周りに集まった落ち葉を夢中で拾った。
帰り道に母はいつも「あ~。お墓参りに来たかったの。なんだか安心したわ。」って。
昨年も今頃は一緒に。
なのに、今年はひとり。ただ、「なんだか安心したわ。」って気持ちを共有している。
このお盆は母のことをたくさん考えた。母は帰ってきてくれていたのかな。
終活。墓じまい。心に引っかかる。
まだもう少し、大丈夫かな。自分の力でお墓を守れるかな。
そして、いつの日か(いつかはわからない。今年かもしれない、あるいは20年後かもしれない。)自分で結末を決めないと。